LLMとは
通常、日本人が留学するプログラムは、ロースクール(法学専攻の大学院)のうち、法学専攻の大学を卒業して法学士の資格を取得した方が、さらに研究を深める「Master of Laws(LLM)」のプログラムです。欧米では本来、LLMは研究者や教育者育成のプログラムですが、日本の場合、企業や弁護士事務所からの派遣でロースクール留学をし、帰国後は企業のLegal Adviser(法律顧問)として活躍するケースが多数を占めます。しかし最近では、私費留学をして、帰国後に留学キャリアを活かして企業に就職して活躍する方も、徐々に増えてきています。
LLM.受験に職歴は必要ですか?
必ずしも必要ではありません。又、研究者向けのプログラムもあることから、必ず出願資格の条件を確認してください。
どのぐらいの学校がLLMプログラムを提供しているのか?
アメリカ法曹協会(ABA:American Bar Association) 認定のロースクールは全米に200校(2008年6月時点)あります。ABAは法律の専門分野認定団体です。
アメリカのロースクールは法律家(ロイヤー)養成のJDプログラムが主体で、すべてのプログラムにLLMが用意されているわけではありません。全体の約1/2の学校や大学院プログラムで法学修士号が取得できるLLM(Master of Law)/M.C.L.(Master of Comparative Law)プログラム、法学博士号が取得できる S.J.D./J.S.D.(Doctor of Juridical Science)が用意されています